Gモト|「THE RIDER」本田七海 vol. 13
「レース活動を辞めることも考えた2021年。しかし、続けることを自ら選択し2022年に向け、考え、行動し、チーム、家族、スポンサーに考えを伝え、新たなTEAM KOH-Zを作り出した新生本田七海」。 ライダー人生を賭け再チャレンジ。 自分に挑んだ2022年シーズンをLMXクラスランキング4位で終えた。
レースシーズンが終わり約1ヶ月、12月某日。 2023年シーズンに向け、早々に準備を始めた「本田七海選手のシーズンオフ」に3日間密着取材。
2022年の最終戦以来、久しぶりにお会いした本田選手。 待ち合わせ場所で「ん、あの女性で良いんだよなぁ・・・?」って戸惑っていたら。 「お久しぶりです」って声をかけていただいて「いや〜、久しぶり〜」となりました。 「シーズンオフ限定のイメチェンです。笑」
Gモト:2022年シーズンは、「レース活動継続」を決めるまで時間を要しましたが、2023年シーズンは早々に決まり1人の本田七海ファンとして嬉しいです。 まずは「レース活動継続」を決めた理由は?
本田七海:2023年シーズンのレース活動継続を決めた理由としては「悔しかった」。 2022年最終戦も含め、私のライダー人生で1番悔しいレースシーズンだった。 このまま終わる訳にはいかない。 みんなと笑って終わりたい。
常に自分に「正直」に向き合ってきた本田選手。 2021年に「引退」を考えたが、2022年は「ライダー人生を賭け再チャレンジ」した。
「どんなに調子が悪くても表彰台には上がれると思っていました」と語った 開幕戦九州大会、第2戦関東大会とまったく自分の走りができなかった。 関東大会終了後、練習方法を以前同様に戻し、乗り込む時間も増え、上り調子で迎えた第3戦SUGO大会、第4戦地元近畿大会で勝利。 引退を考えた時間が「準備を遅らせ」自分の走りを取り戻すまで時間を要したが「近年で1番調子が良い」と自ら言える程、好調を取り戻した。 この勝利で「チャンピオン獲得」も視野に入り、自分の走りをすれば勝てる事を再確認した。
その後、タイムは出る、走りも悪くない、でも勝てない。 そんなレースが第5戦九州大会と第6戦関東大会と続いた。 そして、ヤマハ勢唯一のチャンピオン候補として挑んだ、2022年最終戦MFJ-GP。 勝てばチャンピオン。
「チャンピオン獲得には自分に勝つだけです」 と語り自分に挑んだレース結果は3位、2022年LMXクラスランキング4位でシリーズを終えることに。
「自分の弱さを克服できず」勝てた可能性のあったレースを「3つ」落とした結果だ。 「悔しい。このままでは終われない」
Gモト:2023年はどのようなレースシーズンにしたいですか?
本田七海:チャンピオン獲得が大前提で活動します。 走りは1番乗れてた2022年、チャンピオン獲得できなかったのは自分の気持ちが弱かったから。 このシーズンオフに自分と向き合い、2023年シーズン開幕を「強い本田七海」で迎えたいです。
Gモト:チャンピオン獲得に向け、1番気をつけなくてはならない事は?
本田七海:1番気をつける事は・・・2022年、調子が良かったのに勝てなかった。 自分自身で「気持ちが弱いって」いうのがわかっていたからレースが不安だった。 レース前になると「ちゃんと走れるのかなぁ?」という気持ちになり「スタート出れるかなぁ?転倒したらどうしよう・・・」という想いが勝てなかった原因。 走行練習は十分にしてるので、レースに対して不安材料を無くすようシーズンオフを過ごします。
Gモト:新しいレースシーズンに向けレースファンの皆さんにコメントお願いします。
本田七海:いつもたくさんの応援ありがとうございます! 私は話しかけづらいタイプのライダーだと思うのですが、レース結果が良い時も悪い時も、会場やSNS、コースサイドで声をかけていただける事が増えてありがたいです。 皆さんの応援がすごく力になっています! レース活動を続けるか正直迷っていました。 自分の気持ちに問いかけると「やっぱり応援していただいている皆さんと笑って終わりたい」という気持ちが強かった。 2023年は応援してくださる皆さんと表彰台の1番高いところに立ち写真を撮りたいです。 引き続き本田七海の応援をよろしくお願いします!
今回も正直に自分と向き合って決めた事、想っている事を話していただきました。 全国の本田七海ファンの皆さん、あの躍動感ある走り、レースがまだまだ見れますよ!
THE RIDER 本田七海、3日間密着取材、まだまだ盛りだくさん。 次回は大阪で取材したGモトクルーもビックリな内容をお届けします。
今回もTEAM KOH-Zの皆さん、ご協力ありがとうございました。
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