モトゴシップ|250SX王者チェイス・セクストン「不正ガソリン使用疑惑」に判定

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まだ記憶に新しい 2020 AMAスーパークロス 最終戦での開催3クラスの新王者誕生劇の感動。新型コロナウィルス感染拡大の影響により、無観客や3週間で同一会場の7連戦という過去に例を見ない異例中の異例のシーズンがようやく幕を閉じたと思っていたのですが、レース後のパドックでは「事件」が起こっていたのです。

 

250SXイーストで2年連続王者に輝いたばかりのガイコホンダ所属チェイス・セクストンのレースマシンに不正ガソリン使用疑惑の抗議が提出されており、正式結果がようやく発表へ。

 

 

ガソリンサンプルからレギュレーション違反は見つからずに、AMAからの裁定は「白」!

 

この結果が出るまではセクストンのタイトルは暫定扱いとなっており、晴れて2年連続タイトル獲得がオフィシャルとなりました。実はセクストンとタイトルを争った、シェーン・マケラス所属のスターレーシングヤマハからセクストンに対してレース後に「抗議」が出ている情報はありました。しかし、AMAや各チームからの公式なコメントや文章はなく、海外メディアやSNS上での当該ライダー本人のコメントのみという状況下で事実確認が取れないままにモトゴシップとしても扱いにくかったのですが、ようやく事実が明らかに。

 

 

情報まとめると、ガイコホンダ使用ガソリンに不正の疑いを耳にした、スターレーシングヤマハとマケラス側が抗議書を正式に提出。この結果、正式なガソリンサンプル検査結果が出るまでは「暫定」という前置きが王者セクストンにつきまとっていたわけです。

 

最終戦のタイトル決定後の不正ガソリン使用疑惑と抗議書提出は、決して気持ちの良いものではありませんが「抗議」する権利は平等にあるもの。タイトルが掛かっていたからこそ権利を行使したスターレーシングヤマハを攻めることは出来ません。逆にガイコホンダとセクストンにしたら不正の事実はなかったものの検査結果が出るまではストレスもあったことでしょうが、改めて2年連続タイトル獲得と身の潔白を晴らしたという結果を得ることが出来ました。

 

過去にAMAトップライダー含む、不正ガソリン使用・禁止物質発覚は何度もあったことで、あのリッキー・カーマイケルのマシンからも検出(2006年)。その際はAMAとFIMによる不正ガソリン使用に関するレギューレーションの不備ということでレース失格という処分を撤回し、罰金のみという不可解な裁定が出たという歴史もあることもここで触れておき〼

 

Geico Honda


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