ヤバすぎるスキル|オースティン・フォークナー「超絶スクラブ」パッシング
2019 AMAスーパークロス 250SXイーストシリーズ第3戦終了時、負け無しの3連勝でポイントリーダー快走中のオースティン・フォークナー(カワサキ)。
好スタートに加え、持ち前の「アグレッシブ」かつ「キレ感」あるライディングが凝縮されたパッシングシーンをシェア。
タイトルにある通り、トリプルジャンプでのスクラブがパッシングへの直接的なアプローチではあるのですが、ニューモト的には手前の小さいダブルジャンプでの加速に注目なのです。エンジョイ!
@ s u p e r c r o s s l i v e
フォークナーらしさ凝縮のキレ感あるしなやかなライディング。スピードに乗せたスクラブでトリプルジャンプ着地時には首位のジョードン・スミス(KTM)の真横に付け、勝負アリ!
パッシング時には、しっかりとスミスのラインを封じる(押出し気味?)という、スーパークロスでのバトルでは完璧な教科書通りのパッシング。
先にお伝えした通り、このパッシングのポイントはトリプルジャンプ手前のダブルジャンプへのアプローチの違いがあります。
スミスは通常通りのアプローチ。フォークナーに関しては、フロントを上げたままジャンプ斜面に進入し、サスペンション挙動を最小限とすることにより滞空時間も最小限化に成功。加速スピードを維持しながらスクラブ込みのトリプルジャンプ飛び出しで事実上、パッシングは成功という瞬間。
このパッシング、レーススタート直後のもの。2〜3番手という十分すぎる好スタートであれば、選択肢としてレース序盤は確実にポジションキープし、次のタイミングからパッシングを伺うというものもあると思いますが、積極的な仕掛けで自らチャンスを掴みに行けるフォークナーの勝利への貪欲さと自信が滲み出るパッシングシーンといえるでしょう。
今季フォークナーのライディング、上記画像のようなスクラブ未満のマシンと身体の軸を細かくずらすことにより、サスペンション伸び側の動きを逃していくような動きが以前にも増して多く見られます。しなやかに腕を畳み込む動きの素早さは異次元レベル。今期絶好調フォークナーの活躍お見逃しなく!
250SXイーストハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 第8戦 デトロイト
Octopi