AMAスーパークロス事件簿|激突パッシング応酬「シアンサルーロ VS. ハンプシャー」2019 アナハイム1SX
降雨の影響受けながらも大いに見応えあるレースが繰り広げられた、2019 AMAスーパークロス開幕戦 アナハイム1。熾烈なバトルやドラマも盛り沢山だった開幕戦でしたが、やはり「事件」も現場で起こっていました!
タイトル候補最右翼と言われるアダム・シアンサルーロ(カワサキ)と250SXウエストでのガイコホンダのエースとしてタイトル争いが期待されるRJ・ハンプシャー(ホンダ)のガッチガチバトル一部始終映像。
スタート1コーナーでコースアウトしたシアンサルーロと対象的に序盤3位のハンプシャーでしたが、両者ともにミスもあり、レース中盤7周目にバトル勃発、そして事件は起こるのでした… エンジョイ!
@ s u p e r c r o s s l i v e
「リベンジ系」うーん、これは…
どちらのライダー寄りかで見方が大きく変わってくる接触バトル。まずは、マディ路面やワダチにも注意しながらハンプシャーのラインを塞ぐ形で仕掛けたシアンサルーロがハンプシャーに接触。次のコーナーでハンプシャーが、接触上等な勢いで迷いゼロの飛び込みを仕掛けます。
容赦ないハンプシャーの仕掛けにどうしても注目してしまいがちですが、どうでしょ、これ? AMAスーパークロスの歴史の中で何度も繰り返し行われてきた「あるある」的なバトルの中での接触の後「リベンジされがち」パターンではないでしょうか? ニューモト的にはシアンサルーロがハンプシャーの反撃を封じるようなライン取りを選択してもよかったのでは? という見解です。
レース後は、当然こうなりますよね。お互いの見解や主張をぶつけ合うのもこのレベルのライダー達であれば重要でしょう。タイトルを争うことになるはずの同郷フロリダの両者、転倒につながるような激しい接触はこれ以上ないことを望むところですが、果たして…
レース後のコメントでは「激しく行ったが… 自分が仕掛けることがわからなかったのでは?」のハンプシャーに対して「最初の接触はたいしたものではなかったが、ハンプシャーは激しく仕掛けてきた… しかし、イン側を空けた自分のミスでもある」とシアンサルーロは語りました。
タイトル候補最右翼として注目度高いシアンサルーロですが、バトルに飲み込まれるとミスを繰り返したり、少々脇が甘いのでは? という印象もあり。定評あるスピードをレース通して結果に結び付けられるかが、初タイトルへの課題となるでしょう。
ハンプシャーも負傷多いライダーではありますが、2019年は正念場。シリーズ序盤戦でSX初優勝からのタイトル争いに期待したいです!
450SX決勝フルビデオ|2019 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
250SX決勝フルビデオ|2019 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
450SXハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
250SXウエスト決勝ハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 開幕戦 アナハイム1
Octopi