AMAスーパークロス事件簿|「新遺恨勃発」イーライ・トマック VS. クーパー・ウェブ

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2018 AMAスーパークロス 第10戦 デイトナ。プレミアクラス450SXヒートレース2時に起こった問題のシーンをシェア。

 

レース中盤、トップ走行のクーパー・ウェブ(ヤマハ)に追いついたイーライ・トマック(カワサキ)。スピードに勝るトマックが追い上げの勢いのままトップ浮上かと思いきや、ウェブも応戦。

 

まさかの瞬間は首位バトルの最中に起こったのでした…

 

@ s p e e d

 

「えぇ〜…」

 

90年代のデーモン・ブラッドショーとジェフ・マティアセビッチとのバトルを思い起こさせる、なんともおそまつな「Tボーンアタック」をトマックがウェブに仕掛け両者転倒という誰も得をしないグダグダな結果。

 

これが世界最高峰AMAスーパークロスでのトップライダー同士のバトルとは、なんとも残念…

 

 

この両者、奇しくもメインレースで2位(トマック)と3位(ウェブ)の表彰台登壇。恒例のレース後記者会見ではヒートレース時の接触に話は及び、トマックはリズムセクションでウェブからクロスジャンピングがあり、その報復としてウェブを転倒させようとしたと認めるコメント。対するウェブは最高峰450SXクラスの洗礼を受けた語り「サンクス」と今季初表彰台のレースをジョーク交じりに振返りました。

 

【クロスジャンピング=ジャンプ中にバトル相手の前方にマシンを寄せる危険な行為】

 

 

ライブ中継時の映像でもウェブのクロスジャンピングはスタンド上部からの映像で確かに確認できました。更に言うならば、ウェブは250時代からライバル達とのバトル中にクロスジャンピングで度々、トラブルを起こしてきた過去も…

 

一方のトマック、精神的もろさを指摘されてきたライダー。ウェブからのクロスジャンピングで怒り心頭なのは充分に理解しますが、上記画像のようにフロントタイヤからウェブに接触する様子は残念としか言いようがありません。このような精神的不安定な要素が今季も自らをタイトルから遠ざけている最大の要因でしょう。

 

やられた形のウェブですが、負けん気の強いライダーでシリーズ中盤に入り調子は上向き。この両者が今後もレース中にバトルするシーン機会は多く見られるはず。新たなライバル関係、今後もドキドキしながらAMAスーパークロスを楽しみましょう!

 


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