モトゴシップ|ティム・ガイザー「2018, 2019年」MXGP参戦契約締結
具体的な時期の明言はないもののAMAスーパークロス参戦意向を公言してきた2016 FIMモトクロス世界選手権 MXGPチャンピオンのティム・ガイザー(ホンダ)が、「2018, 2019年」の2シーズンをFIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ参戦を発表。
現在、2020年までホンダとの長期複数年契約中のガイザー。その契約内容にはAMA参戦のオプションも含まれており、これまでのガイザーのAMAチャレンジに向けての発言もあり、AMA参戦待望論もレースファンの間で高まっていましたが、MXGPシリーズ残留という契約内容。
リリース内のガイザーのコメントによると、MXGP王座奪還を目標にするとのこと。
今回の契約を受け、気の早い話ですが仮にガイザーのAMA参戦が実現するとなると現在のホンダとの契約最終年2020年が最短に。ガイザー、24歳の年になります。まだ、24歳と見るか? もう、24歳と見るのか?
ガイザーがレースキャリアの夢と語るAMAスーパークロスチャンピオン。AMAスーパークロスはコースの難易度、過激度もあり、本場アメリカ人ライダーの間でも若い世代からテクニックだけでなく、適応力も同等に問われる厳しい世界。
個人的には、AMAスーパークロスでの成功が遠ざかったような印象を受ける今回の発表。しかし、オランダの物流会社と新たにスポンサー契約締結したMXGPホンダファクトリーとしては、チャンピオン候補のガイザーをMXGPに継続参戦させることも重要と見ることも出来ますし、欧州市場でのホンダの顔としてのガイザーの存在も大きいことは理解できます。
そのガイザー、もてぎでの「Honda Racing THANKS DAY 2017」の為に来日中にHSR九州で、2018年レース仕様車のテスト中と思われるビデオをSNS上で公開。AMA参戦見送りは残念ですが、ガイザーのキレ感あるライディングが見れるのはシリーズ問わず大歓迎! 2018年もガイザーの活躍に期待です。
Honda Racing Corporation