えかきやたま「たまモト」|2017 全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会 オフロードヴィレッジ
えかきやたまさんによる、全日本モトクロス選手権 予選日の注目・活躍したライダー達のレース会場からのコメントをお届けする「たまモト」。2017年シーズンも、たまさんだからこそ引き出せる予選レース直後のライダー達のリアルなコメント&情報満載です。エンジョイ!
- 渡辺祐介 IA2予選A組1位
たま:前回お話聞けなかったので(笑)予選1位でしたが。
渡辺:そうですね。スタート出れたんで…自分が一番ビックリしたんですけど(笑)「わー!出ちゃったー!」って思って。そのあとはいつも通り走れたかなと。
たま:たんたんと走っておられましたが
渡辺:はい、そんなカンジですね。
たま:すごくスピードが乗れてるかんじましたけど。
渡辺:そうですね。バイクが速いですからね(にやり)
たま:わー!さすがですね、言うべき所をはずしませんね(笑)では明日への抱負を。
渡辺:明日は天気がいいみたいなんで、開幕戦では悔しい思いをしたので巻き返してやろうと思います。オフビはそんなに得意じゃないというか今まであまりいい想い出がないので、逆に今回塗り替えていい想い出の得意なコースになるようにがんばります。応援お願いします。
- 古賀太基 IA2予選A組2位
たま:スタート失敗しちゃいました?
古賀:そうですね、どんケツでしたね。スタート出遅れて、1コーナーでもけっこう攻めて行ったんですけど前で右京君が転けそうになってそれをよけて曲がろうとしたら更にアウト側にもライダーがいてそれにぶつかっちゃってぐずぐずしてしまったんですよ。それでかなり順位が下がったんですがそれでも1周めに5番手くらいまで巻き返したんで、TOPには離されましたけど最低限の所までは行けたと思うので。明日はスタートが一番の課題かなと思います。
コースに得意不得意はないんで、スタート出れれば行けると思うんで。スタートだけですね。…実は、僕、入院してて。
たま:あ!聞きました。事前練習で転んだんですって?
古賀:先週の水曜に前回っちゃってそのまま飛行機で帰って病院行ったら即入院させられて…ってカンジなんですけど。首と足を痛めたんですが骨には異常がなかったんで走れる所まで。
たま:それは…大きな怪我じゃなくてよかったですけど…痛いんですよね?
古賀:はい、まだ首が曲がんないんです。でも、やるしかないと思うんで。
たま:走ってる時は痛さは忘れてる?
古賀:そうっすね…うーん…
たま:…ってことにしておきましょうか
古賀:(笑)はい。ランキングトップなんで大きく落とさないことを意識してトップを狙っていきたいと思っています。
- 植田翔太 IA2予選A組3位
たま:前回に続いて今回も3位で。
植田:まあまあまあ、抜かれちゃいましたけど(苦笑)スタートは久しぶりに出ましたね。「毎戦ホールショット」って言ってたのが開幕でいきなりダメになっちゃったんで…やけくそですね(笑)1位のナベスケくんが速いのでついていけなくて、そしたら古賀くんが後から追いついてきてなかなかペースに乗れてなかったんで、前を走ってもらってラインとかを見た…って言ったらアレですけど…ちょっと勉強させてもらいました。ここのコースではあんまり成績出した事ないんで苦手意識がちょっとあるんですけど。あまり気負わずに明日もがんばります。表彰台は狙ってます。今回はひさしぶりにスタート出られて気持ちよかったです。1コーナー久しぶりに一番で曲がれて「あれ?曲がっていいのかな?」って思っちゃって(笑)
たま:そこは慣れていただいて(笑)
植田:慣れます。元々先行逃げ切りタイプなんで(笑)
- 小川孝平 IA2予選B組1位 & 森優介 IA2予選B組2位
たま:小川選手の申し出でチームイトモワンツーフィニッシュの2人に一緒にお話を伺う事になりました。まずは小川選手、1位フィニッシュでしたが。
小川:がんばりました…いや、別にそんなにがんばってないです(笑)いつも通り走りました。スタート出れましたね。事前のテストでだいぶ練習に付き合ってもらったんで…秋田さんパワーです。わざわざ休みのところを僕の為に時間を使っていただいて…
たま:秋田さんというのは?
小川:たぶんわかんないと思うんで秋田さんのおかげですって書いといて下さい(笑)スタートの練習をだいぶ見てもらいました。
たま:じゃあ「秋田さんのおかげです」って書いておけば秋田さんにはわかっていただけると(笑)
小川:ホンダの方がわかってくださればいいです
たま:なるほど(笑)で、チームメイトとワンツーでしたが…
小川:そうなんですよ!走ってるときパッてみたら同じグラフィックが見えたんで「あ、これもしかしてワンツーじゃないかな?」って思って走ってたんですけど、何周走っても後ろが離れていかないんでちょっといらっときて(笑)1周だけペース上げてそしたら離れたんで安心してペース落としました(笑)
たま:(笑)余裕ですね
小川:いつもそうなんですけど予選は本気で走らないんで。決勝では本気で走ります。明日もワンツーで。
たま:でも後ろに来たら…?
小川:いらっときますね(笑)
森:明日は本気のいらっなんですね?
たま:本気で突き放しにかかるんですね(笑)まだ抜かれたくなはいですか?
小川:困りますね。去年、2回くらい抜かれてるんで。
たま:そうなんだ?!
小川:抜かれるとけっこう悔しいんですよね。なんで、今年は1回も抜かせないようにしないと。
たま:という風に先輩が言ってます。森選手?
森:ついに、念願の The Newsmoto に。このコーナーに出られるなと嬉しかったです。
たま:私も嬉しかったですよ。ついに森くんが来たー!と(笑)
森:僕も最終ラップのサインが出て2位走ってる時「お、これはついに…」って思ってました。それしか頭になかったです(笑)
たま:前をチームの先輩が走ってましたが。
森:ほんとは2位に上がって前が孝平くんだってわかった時に、まず「ワンツーだな」ってのが頭に浮かんで。でもどうせなら追いつきたいなっていうのがあったんですけど、いやー、さすがに(小川選手の)地元なんで…
小川:3時間かかるけど地元なんで(笑)#小川選手は長野県在住
たま:そっかーちょっと遠いけど一応地元なんですね。
森:がんばったんですけどぜんぜん差が詰まらなくて。先輩の壁は厚かったですね。
たま:森くんは昨年のルーキーの中では一番成績を残されていたので、今年も期待していたんですけど開幕戦はちょっとね。地元だったのにね…
森:そうなんです地元がね。ヒート1は5番手くらい走ってたんですけど、マシントラブルで落としちゃって。せっかく地元の…ほんと超超地元なんですよ。まじで家からコースまで走ってこれるくらいの。
たま:そんなに?!
小川:ランニングの距離です(笑)
森:往復は厳しいけど…
小川:片道だったらぜんぜん(笑)
たま:あ、小川くんは行った事あるんですね?
小川:開幕前はチームで合宿状態でした。
たま:じゃあ森くんは今回初登場なんで明日観戦にきてくださるお客さんにメッセージを。
森:何をいえばいいんだろう…
小川:だからそこは自分の見て欲しいところを
森:あ、そっか。自分は先輩に比べたら派手な走りとかはできないんですけど、がんばってる感は出てると思うんでそこを見て欲しいです。
小川:がんばってる感って…(笑)
森:こいつがんばってるなーっていう
小川:こいつゲイっぽいなーって?(笑)
森:違いますよう!!!
- 池本凌太 IA2予選B組3位
たま:3位?
池本:はい!3位。
たま:追い上げ?
池本:一応、追い上げになるんですかね?
たま:スタート直後は後ろの方でした?
池本:スタートがまずぜんぜん出遅れちゃって。インからするっと抜けられて5番6番まであがれたんで。そこからは何人か抜かしたんですけどちょっとTトップと離され過ぎましょたね。
たま:一瞬2位3位みたいなポジションにいたことありましたよね。
池本:ありましたありました!!序盤。調子は悪くないんで。公式練習スタートからアタックして前に出てベストリザルトを取るのが目標です。
たま:ベストリザルトはどのへんですか
池本:まずは表彰台ですねやっぱり。
たま:今年から熱田選手がトレーナーをやってくださってますが…
池本:はい、コーチングというかアドバイザーを。ライディングは勿論ですがトレーニングの面から栄養補給の面までいろいろ教えてもらって。
たま:厳しいでしょ?
池本:厳しいっすね。もうがんがん言ってもらって。身が引き締まります。熱田さんはライダーだったのでライダーの気持ちをすごくわかってくれて為になります。
たま:ではそれがこれから身に付いて来ると成績のほうもぐっと上がって…
池本:そうですね。それはもう間違いないです。テクニックの面もですけど身体作りもしていかなきゃいけないんで、そういう面も教えてもらっているので。
たま:いつぐらいから見てもらってるんですか?
池本:開幕前から本格的に見てもらってますね。
たま:一番力になってるなと思うのはどんな所ですか?
池本:体調管理のやり方ですかね。あとはレースの時のメンタルといいますか考え方ですかね。
たま:笑いながら厳しいこと言われるんでしょ?
池本:そうです!がっつり!(即答)でも、やっぱりレジェンドなんで言っていることは間違いないんで、すっと受け入れられます。ほんとありがたいです。
たま:ではそれを活かして明日はひとつでも前に。
池本:そうですね。まずは転けないことですね。いやもうほんとに、去年もそうでしたけどすぐに転けちゃうから。まず転けない。そして自分の走りを、です。
- ちょうど通りかかった「熱田孝高コーチ」にも池本選手についてうかがいました
たま:池本選手に今話を伺ってきたんですが、熱田コーチからみた池本選手はどうですか?
熱田:いいですよー、開幕戦もね「おー!2位?3位?走ってるーーー!」って思ったらね、周遅れでした(笑)
たま:それ、いいんですか?(笑)
熱田:大丈夫です(笑)
たま:じゃあ熱田さんの力で、成長させてあげてください。
熱田:もちろんです。大丈夫、これからなんで。これからの優良株…じゃない有望株なんで、行ってもらいます(笑)
- 大城魁之輔 ゼッケン02 IA2予選B組5位
たま:ルーキーながら予選で光る走りを見せてくださった大城選手です。
大城:はい、ゼッケン02番チームハマー大城魁之輔です。
たま:5位でしたよね
大城:はい5位です。
たま:後ろからかなりの勢いで追い上げてらしたように見えましたが
大城:はい。スタートで転んでしまって…
たま:いま、足を引きずってらっしゃいましたがひょっとして足を怪我されたんですか?
大城:いえ、お尻を(笑)太腿からお尻にかけてびーってやってしまって。今、救護で治療してもらいました。
たま:痛い?
大城:いや、痛いよりなにより恥ずかしいですね。
たま:かなりの勢いで追い上げてらっしゃいましたがオフビは得意なコースですか?
大城:別にホームコースとかそういうんじゃないんですけど、こういうちょこまかした所は得意なのかな?でも、おっきい所も好きだし…自分では、わからないです。
たま:気がついたらいい所を走っていた?
大城:まあそうですね。でももうちょっと前を走りたいです。
たま:前を走っていたのは安原選手でしたよね。もうちょっとで抜きそうになってませんでした?
大城:ラストラップで1回仕掛けて「行けるかな」と思ったんですが、安原選手はやっぱり早くて…だめでしたね。
たま:じゃあ、明日への意気込みを
大城;速さはあると思うんであとは目標の「体力」ですね。ちゃんといいペースで走り切ってスタートも出るようにすれば、リザルトは付いてくると思ってるんで。応援よろしくお願いします。
- 山本鯨 IA1予選1位
たま:予選でトップ走ってて気持ちよかったですか?
山本:まあ、まあまあ…ですかね。まだぜんぜんよくなります。スタートも出られたし、後ろに成田さんも来てたし。その辺もう少し上手にレースを組み立てられればもうちょっとよかったけど、成田さんが転倒したんでああいう結果になったけど(成田は3位)明日はまた違うレース展開があると思うし。それはそれで冷静に考えて行ければなと思います。
たま:オフビは地元になるんですよね?
山本:スーパー地元です。僕はここで育ちました。まあまあ得意ですね。
たま:近藤祐介(IA2ゼッケン55番)もここ得意じゃないですか
山本:速い!祐介と僕はずっとここで育ってきたから。星野優位もそうだし。
たま:では明日もゴールドゼッケンを輝かせてトップを走ってください。
山本:そうですね、全力で行きます。
たま:では明日の決勝を観にきてくださる方へのメッセージを。
山本:明日はあったかい気候になって観戦日よりなので。開幕戦は雨でそれはそれで見所があるレースだったと思うんですけど、それとは違う展開になると思うし、雨よりは確実にスピードレンジも速いし抜きつ抜かれつみたいなレースが繰り広げられると思うので。それを楽しみに観に来てほしいです。
- 小方誠 IA1予選2位
たま:2番手でした
小方:はい。スタートが悪くて7〜8番手くらいからだったんですけどそれが響いちゃったかなというカンジで。追い上げて行って2番手に上がったら前がいなくなったからタイムが上げられたんですけど。それまでちょっと詰まっちゃったりしててペースがあげられなかったですね。
たま:序盤は鯨君、成田君で走っていて…成田君は転倒しちゃったんですかね?
小方:そうですね、転倒してました。
たま:内心「ラッキー!」みたいな?(笑)
小方:そうですね。よしよしよし!みたいな(笑)
たま:新井君とか(平田)優君とかも転倒しちゃったみたいですよね。
小方:そうですね、最終ラップに。
たま:明日もこの調子で?
小方:そうですね。後はスタートですかね(笑)
たま:グリッド選びを失敗しちゃったとかいうお話が…
小方:そうですね。ですからちょっと復習します(笑)ここはスタートが重要だと思うので。このコースはあんまり差がでないから抜きつ抜かれつにはなると思うんですけどその中でも一番をとりたいなと思っています。
たま:では小方選手的にこのコースの見所を。
小方:このコースはけっこう接近戦になると思うのでいろんな所でバトルが観れると思うんですよ。そういう所が見所になるんじゃないかと思います。
たま:小方選手のここでのベストリザルトは?
小方:1位ですね。2013年の初優勝の時ですね。
たま:ああ!長年応援してくださってたファンの方をお姫様抱っこした時だ!
小方:(笑)そうですね。
たま:今回も勝ったら誰かお姫様抱っこを?(笑)
小方:ご要望があるかわからないですけど(笑)
- HRC芹沢勝樹監督にもお話をきいてみました
たま:芹沢監督からもひとこと明日の見所を
芹沢:HRCとしては地元のレースということもあって成田、山本2人とも開幕から調子を維持しているので、明日もその勢いのまま結果を出せたらなと。開幕と同じ様にどちらが前に行くかというのは最終的にライダーの力によると思うので精一杯走ってもらって2人で上位を独占できるように頑張って欲しいなと思ってます。オフビはタイトなコーナーが多いコースなのでライダーのテクニックが観られるんじゃないかと。そういうテクニックの差をしっかりと観ていただきたいなと思いますね。HRCの二人はしっかりとそういう準備をしてきていますので。
たま:そこをしっかり観て下さいと。
芹沢:はい。
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レース事前情報|2017 全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会@オフロードヴィレッジ