モトゴシップ|ティアオフ(捨てレンズ)全面禁止決定!@ オーストラリア

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モーターサイクリング・オーストラリア(日本で例えるとMFJ)が、オーストラリア国内でのモトクロス、オフロードレース(エンデューロ、ラリー)競技において、ティアオフ(捨てレンズ)の使用を禁止することを発表!

 

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2017年シーズンから適用される新レギュレーション。ヨーロッパでもティアオフ禁止レギュレーションが存在する国はありましたが、フェデレーションによる全面禁止のレギュレーションは大きな話題となっています。

 

ティアオフ使用禁止の理由としては、主にプラスチック樹脂フィルムのティアオフが環境に及ぼす影響によるものと発表されています。環境問題への取り組みに積極的なオーストラリアでは、モーターサイクルシーンでの「ティアオフ問題」は何年も前から議題に上がっていました。

 

2015年オーストラリアモトクロス選手権ランキング3位の勝谷武史選手はこの問題に詳しく、過去には牧場に併設されたレース会場で牛がティアオフを飲み込んで問題になったこともあったそうです。

 

レース観戦初心者の方からのよくある質問のひとつに、ティアオフの存在と併せて「アレ、捨てっぱなしなの?」と聞かれて困ったことある方、少なくないと思います…

 

モーターサイクリング・オーストラリアの声明には例として、オーストラリアモトクロス選手権で一人のライダーが1レースあたり、20枚のティアオフを使用すると複数クラス、複数レースにより、1大会で最大(マディ時等)5,000枚のティアオフが捨てられることになるとありました。

 

現在では、使用後に数カ月から半年かけて自然界で分解されるバイオティアオフの存在もありますが、コスト面やティアオフとしてのクオリティを考えると、多くのオフロードライダーが積極的に使用しているとは考えにくい状況です。

 

ティアオフ禁止となれば「ロールオフ」一択に。オーストラリアモトクロス界の新しい試み、日本のオフロードバイク界としてもどのように作用していくか見守りましょう(個人的には歓迎すべき流れだと考え〼)。

 

KTM Images/Red Bull Content Pool


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