えかきやたま「たまMoto」2016 全日本モトクロス選手権 第7戦 近畿大会 予選レポート
えかきやたまさんによる、全日本モトクロス選手権 予選日の注目・活躍したライダー達のレース会場からのコメントをお届けする「たまMoto」。今回もたまさんだからこそ引き出せるリアルなコメント&情報満載です。エンジョイ!
■ IA2 予選A組 2位 古賀太基 選手
古賀:1周目はトップだったんですけど2周目すぐにこけちゃったんで3位に下がってしまって。リカバリーが早くできたんであんまり順位を落とさずに復帰できたんですけどそこからペースを思うように上げれず2番手で終わりました。悔しいです。
たま:でも行けそうなカンジはあるんでしょ?
古賀:感触はいいんですけど名阪の事前テストでぶっとんじゃって、ひざの靭帯を痛めてしまって。ここ一週間全く乗れなかったので… といっても落とす事はできないんで優勝目指しつつ両ヒートまとめられるような走りをします。
■ IA2 予選B組 2位 渡辺祐介選手
渡辺:スタートはよかったんですけど、ちょっとぶつかって出遅れちゃって、2位走行の北原君を抜くのに手間取っちゃって…。スタート直後は、岡野君,北原君、竹中君…の後ろだったんですけど、竹中君は転倒して、その後北原君にひっかかっちゃって結果的に岡野さんに離されちゃったんですけど。岡野さん速かったですよね。名阪は岡野さんの地元なんで速いのはわかってたんですけど…。僕もここは乗り込んできたんで明日は勝ちたいです。
たま:サンドは得意な方ですか?
渡辺:そうですね…でもここ(名阪)は狭いんで。
たま:じゃあスタート出ないと…
渡辺:そうですね。明日はスタートをしっかり決めて勝ちます!
たま:インターバルはどうされてました?
渡辺:インターバルは名阪を乗り込んだり、近畿戦に出たりとか。あと、ダグ・デュバックさんに日本に来てもらって一緒にトレーニングして。ほんとは僕がアメ リカに行きたかったんですけど「日本に行くよ」って言ってくれて。どうせならヤマハの選手をみんな集めて「ダグトレ」っていうのをやって名阪を貸し切り にしたりしました。一週間くらいいてくれたんで、名阪だけじゃなく、菅生とかいろんなコースに行きました。
たま:じゃあこれからのレースに向けての準備はばっちり?
渡辺:そうですね。そうでありたいですね。がんばります!
■ 番外編その1
FMXライダー渡辺元樹選手が同期の応援に来ていました。同期のひとり、田中雅己選手(IA2予選B組3位)に激励の言葉をお願いしてみました。
元樹:予選見せてもらったんですけど、岡野君がちょっと目立ってて。僕、同期ですから昔から知ってるし。まーくん(田中雅己)は去年も一昨年も名阪では かなりいいとこ走ってて… 本番に強い人なんで明日の決勝ではがっつりいい所見せてくれるんじゃないかと… って、俺は思うけど本人はどんな感じですかね?
田中:そりゃもう世界の渡辺さんに言われたら行くしかないでしょ。
元樹:スタートから?
田中:ええ!ピッシャー!っと行きますよ。
元樹:鬼の追い上げも待ってるからな。追い上げしないに越したことないけど、まーくんには「鬼の追い上げ」もあるんで。それも待ってます。
たま:ここまで言われたら行かないとね。
田中:そうですね、行かないと。ここで行かなかったらどこで行くのってカンジですよね。
元樹:ここで行って、羽二羽で祝勝会せんとね。たのむでー!まってんでー!
【今回の写真はシーズンオフに走りに行った時にファンになって、今回わざわざ名阪まで応援に来てくれたという沖縄からのファンの皆さんと一緒に撮影しました】
■ IA2 予選B組 1位 岡野聖 選手
岡野:あれ?こないだ(藤沢)はやってないですよね?
たま:こないだは予選があんまり… ね。
岡野:ああ!(笑)恒例じゃなくなりましたね。
たま:でも出演頻度は高いですよ(笑)
岡野:今日はスタートが出れたので、そのままいいペースで逃げ切れたかなっていう感じですね。
たま:むっちゃ速かったですね
岡野:スタートダッシュがよかったですね。後半は落として安全に走った感じですね。
たま:今回、B組に速いメンツが揃ってた気がしたんですけど
岡野:そうですか?メンツとかぜんぜん気にしてなかったんで。自分の事だけを考えてスタートに集中してイメージ通り出られたんで。それが一番良かったです。
たま:地元だし?
岡野:そうですね、知り合いもいっぱい応援にきてくれてるし。いい走りを見せたかったんで予選からそれができてよかったです。
たま:インターバルは何をしていました?
岡野:インターバルは… 気合い入れて練習しようと思っていた矢先に転倒して怪我してしまったんで。2週間… 3週間経ってないくらい前にぶっ飛んで肋骨をやってしまって。それがけっこう今でも響いてるんですよ。ちょうど軟骨の所なんでちょっと(レントゲンに)よく映ってなくてわからないんですけど、でも痛いですね。
たま:でも、痛いくらいのほうが調子良かったり?
岡野:そうなんですよ! 僕はどっちかいうとそうだと思ってて。痛いくらいのほうが自分を抑えられて。あんまり調子良く行ってしまうと、そのままどっか行ってしまうんで(笑)
たま:じゃあ明日は勝ちに?
岡野:そうですね、スタート決めて気持ちよく走りたいと思います。
■ IA1 予選2位 星野裕 選手
たま:スタート出られましたね?
星野:ホールショットでしたね。2周目くらいに庸平に抜かれました。序盤は後ろからけっこう来てたんですけど、僕も3周目、4周目から落ち着けて前にも付いて行けてたんで後ろも気にならなくなって、最後まで前に集中出来て走れたのがよかったかなと思います。藤沢くらいから調子良くて、夏の間に怪我せずちゃん と積み重ねていけばけっこういいところを走れるかなと思ってたんで予選から行けてよかったです。
たま:スタート出れたのがよかったですね
星野:そうですね。名阪は表彰台に上がったこともあるし得意ですね。スタート出られたのはポイント高かったですね。
たま:じゃあ、明日も出なきゃ!
星野:そうですね! 八尾カワサキ(チーム)自体もスタート良くて、(植田)翔太も今回スタート出るので、そのへんいい所は教え合ってお互いに為になっていると思います。明日はスタート出てぜひ表彰台に登りたいと思います。
■ 番外編その2
IA2予選A組でホールショット、一時期トップを走って注目を浴びた植田翔太選手に話を聞いてみました。
たま:一瞬トップ走ってましたね?
植田:2周くらいですかね? 一瞬だけです。すぐに抜かれました(苦笑)けっこう前半からペース速かったんで、頑張って付いて行こうと思ってそのまんま走っ てたら前の古賀選手が転倒したみたいで、それで一瞬、棚ぼたで1位走行しただけですね。その後、転んだ古賀君にも抜かれちゃって最終的にバテて、ぐだぐだになっちゃったんですけど。まあ楽しくは走れたんで明日も同じようにレースできたらいいなと思っています。
■ IA1予選1位 小島庸平 選手
たま:予選で気持ちよく、1位になった小島さんです。
小島:そうですね気持ちよく勝てましたね。今日はスタート決まったので。ここは地元なんで、ずっと乗り込んできてますけど、朝から調子よくなかったし、まさか勝てるとは思ってなかったんです。でも、とにかくがんがん行くしかないので、怪我を恐れずに攻めるだけだと思ってました。まさか今日、予選で勝てるとは 思ってなかったし、そんなつもりもなかったんですけどね。スタートが決まって走りも悪くなかったんで、よかったかなと思いますね。
たま:前を(星野)裕ちゃんが走ってましたけど?
小島:危ないですよあいつ。危ない危ない。さっき本人にも言ったんですよ「危ない」って。そしたら「危なくねえし」って言うから「いや、危ねえし」って言 い合ってたら、横から納屋君と(北居)良樹君に「お前のほうが危ねえし」って突っ込まれました(笑)。
たま:SRM、OB漫才?!(笑)
小島:違うの、違うの! 俺から見て、俺の方が速いところがいっぱいあっても前を走ってる裕が「がくっ」と(スピードダウンして)くるから危ないって言うだけですよ。とりあえず明日にむかっていいイメージで行けるし今日はあくまでも予選なんで、久しぶりに戻ってこれてよかったというか、そうやって自信をつけ て行くしかないんでよかったと思います。
たま;怪我した手の甲は大丈夫ですか?
小島:大丈夫か大丈夫じゃないかって言ったら大丈夫じゃないけど、でも大丈夫です!!
■ IA2 予選A組1位 能塚智寛 選手
たま:一番でしたが。
能塚:久しぶりにトップ走行でした。予選1位が久しぶりなのかな。でもタレました、腕上がりしました。
たま:スタートちょっと出遅れましたか?
能塚:でも3番手とかですから、僕からしたらいい方ですよ。
たま:じゃあ明日は行けそう?
能塚:明日もスタートが大事だと思うんで、スタートから行って。
たま:インターバルはどうされてました?
能塚:インターバルは世界戦で羽を伸ばしてきました。面白かったです。
たま:どういう所が面白かったですか?
能塚:速いやつがいっぱいいるから楽しかったですね。
たま:じゃあ、また走りたい?
能塚:そうですね。また行きたいです。
たま:髪の毛くるくるになったのは世界戦に行ったからですか?
能塚:いや、なんとなくです(笑)半年くらい前からずっと計画していたことなんで。世界戦から帰ってきてやってもらいました。
たま:似合ってますね。じゃあ明日はピンピンで行かれますか?
能塚:そうですね!!