【モトゴシップ】Two Two Motorsports 解散へ！どうなるリード？グラントは？

by SetagayaRacing · Published 2015-06-24 · Updated 2015-06-24

先日、モトゴシップで取り上げたばかりのTwo Two Motorsports 解散の噂、残念ながら現実のものとなってしまいました… リード本人からのコメントを抄訳と今後についてのモトゴシップを。

チーム設立から5年目にして、解散へ。解散の理由としては、資金面の問題も挙げられていますが、リード自身の現役トップライダーとチームオーナーの二足のわらじを履いた状態でAMAシリーズを戦い抜くことが大きな負担だったとコメントにあります。

先日のモトゴシップの通り、現在リードは肩の治療のため手術をしたばかり。今季のレース活動は無しに。気になる今年から加入したチームメイトのグラントは現在、膝を負傷し欠場中。グラントへの契約金は約束されていますが、現時点でレース復帰時の参戦体制は白紙。ファクトリーサポートを受けていたチームだったので、シーズン半ばでモンスターエナジーカワサキを解雇されたミルサップスのポジションに入るのでは？というゴシップも。

AMAはMXGPと比較して、人気度から収入面での大きな差がありますがその反面、スーパークロスとアウトドアと年間レース数が合計29戦、年始からアメリカ東海岸特有の超高温多湿なエリアでの8月末までのシリーズ、レースの無い週末は5回のみと超過酷なレーススケジュールです。

チームオーナーとなると怪我で欠場はチームの財政面に直結する大問題。ライダーとしては休養が必要もチームの為に強行出場等の判断を下すこともあったでしょう。チーム運営にはリード個人の口座から資金も作られていたので、リードのレースへの強い情熱と同じくらい、様々な問題とプレッシャーを抱えながらのこれまでのリードの活躍だったことがコメントからうかがい知れました。

2016シーズンで引退も噂されるリード、次のステップを考えた時に、トップライダーとして純粋に勝ちにこだわるか？　チームオーナーの立場を優先するか？　どちかを選択するという判断をした時に勝ちにこだわるライダーの立場を選択したというのが事実のようです。

リードの決断とチーム解散がシーズン半ばということで中途半端な印象もあるかもしれませんが、個人的には、リードらしいなと感じました。リードの貪欲に勝ちにこだわる姿勢があった上でのチーム、そしてリーダーシップでしたし、その姿勢が我々レースファンに多くの感動をTwo Two Motorsportsとして与えてくれたのだと思うからです。

リードの名誉ためにも…　過去にもTwo Two Motorsports解散の危機はありました。RCHスズキが破格の高額条件でリードにオファーしたのが2013年のシーズンオフ。カジノをチームスポンサーに抱え、潤沢な資金のあるRCHスズキと交渉。カーマイケルやハートらと交渉を続けてきましたが、その時は自身の情熱の源でもあるTwo Two Motorsports存続を優先した過去もあります。

今後ですが、根強いのはモトゴシップでお伝えした通り…