450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第14戦 アトランタ
【追加:リザルト雑感】
2022 AMAスーパークロス 第14戦 アトランタ。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
注目は、デイトナSXスタイル的なスピードウェイのインフィールドにレイアウトされた屋外特設スーパークロスコース。ハイスピードなレースが予想されますが、デイトナSXとの違いは、これまでのアトランタSXでおなじみの赤土が運び込まれることと、サンド路面でアウトドア的要素強いデイトナSXよりもスーパークロス色濃いセクションが多いところでしょう。
レース当日早朝にかけてコースの一部が水没するほどの降雨がありましたが、懸命なメンテナンスが功を奏し、迫力のレースアクションが繰り広げられました。エンジョイ!
【450SX 決勝リザルト】
1. Jason Anderson (KAW), 15 laps – 7戦振りの優勝で今季4勝目! セクストンの転倒もありましたが首位浮上後はリードを広げ続け、最大8秒強の独走状態へ。タイムドプラクティス2番手、ヒートレースでもトマックとのバトルを制し好調維持したアンダーソンの快走が光りました。シリーズ中盤で乱れたリズムを再び好調の波に乗せてきたタイミングでの勝利はシリーズ終盤戦の優勝争いを再び緊張感あるものとさせてくれそうです。アルミフレームのカワサキ移籍初年度、まだまだマシンに慣れている最中で今季のミスは不慣れなマシン挙動が起因しているとコメント。
2. Eli Tomac (YAM), +02.370 – 滑りやすい路面でヒートレース時から無理してミスという悪循環が続きましたが、しぶとく2位まで浮上する力強さは健在。シリーズ終盤戦での大量ポイントリーダーとしては大きなリスクは避けるべき。2位で十分という内容でしょう。序盤にミスを繰り返したことと荒れたコースでアンダーソン追撃は困難だったとのこと。自身2度目のタイトル獲得に向けて良い結果となったとコメント。次戦で優勝を狙い、タイトル確定を目指すと語っています。ヨーロッパからハーリングスとカイローリのAMAモトクロス参戦がモトゴシップとして囁かれていますが、実現するならば良いシーズンになるだろうと歓迎の意向を示しています。
3. Chase Sexton (HON), +04.125 – タイムドプラクティスからメインレースまで最速っぷりを披露していたセクストンですが今大会も転倒やミスを繰り返し、またしても勝利を逃す内容。マシンも自身の調子も今季ベストのフィーリングだったということでミスが悔やまれます。このレースのバストラップ記録直後の転倒は一瞬のことでで全く対応出来なかったとのこと。6番手まで順位を落とすも表彰台目標に追い上げに満足しているとコメント。ライディングには手応えを感じており、まだまだ勝利にこだわったレースを目指すとしています。
4. Cooper Webb (KTM), +06.643 – 前戦の負傷欠場の影響を感じさせないライディング。一時は2位走行でディフェンディングチャンピオンとしての存在感を示すも終盤は失速。とはいえ、転倒者も多かった上位バトルを戦い抜いての復帰戦4位は価値あるものでしょう。今季初優勝をあきらめていないとコメント。
5. Malcolm Stewart (HUS), +28.078 – 前戦の転倒のダメージも残る中、精彩欠くライディングも結果には満足とコメント。
6. Justin Barcia (GAS), +39.150 – ホールショットから転倒やミスを繰り返す厳しい展開。マディと好相性のライダーながらも滑りやすい路面に苦戦している様子がライブ中継からも確認できたほどでした。カリフォルニアに戻り、チームとともにテストで仕切り直すと意欲を語りました。
7. Justin Brayton (HON), +54.136 – 脳震盪による欠場から復帰2戦目。ベテランがコンスタントなライディング。
8. Kyle Chisholm (YAM), +1:02.109 – 250クラスでは、スターレーシングヤマハ代役ライダーとして活躍するベテランライダーが、プライベーターとして今季初トップ10フィニッシュ記録!
9. Brandon Hartranft (SUZ), +1:06.192 – 2戦連続トップ10フィニッシュ。
10. Marvin Musquin (KTM), +1:08.815 – 前戦覇者ですが、体調不良で挑んだ今大会では転倒により最後方からの追い上げに。マシンにダメージを負い、グローブも外れる転倒でしたが、しぶとくトップ10入り。荒れた難コンディションで活躍が期待されましたが、残念な結果となりました。
11. Fredrik Noren (KTM), +1:17.409
12. Alex Martin (YAM), +1:21.743
13. Benny Bloss (KTM), +1:34.335
14. Ryan Breece (YAM), +1 lap
15. Justin Starling (GAS), +1 lap
16. John Short (HON), +1 lap
17. Henry Miller (KTM), +1 lap
18. Kevin Moranz (KTM), +1 lap
19. Jeremy Hand (HON), +1 lap
20. Adam Enticknap (SUZ), +2 laps
21. Justin Bogle (SUZ), +5 laps
22. Cade Clason (HON), +8 laps
【450SX ポイントランキング 14 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 325 points(7勝)– 53点差と2レース分以上のポイントリードをキープ。次戦終了時点で「52点」のポイントリードで自身2度目のSXタイトル確定です
2. Jason Anderson (KAW), 272(4勝)– ランキング2位争いから再び抜け出す
3. Justin Barcia (GAS), 257
4. Malcolm Stewart (HUS), 253
5. Marvin Musquin (KTM), 245(1勝)– 残り3戦、ランキング3位争いはここまで!
6. Chase Sexton (HON), 227(1勝)
7. Cooper Webb (KTM), 227
8. Dean Wilson (HUS), 152
9. Dylan Ferrandis (YAM), 141
10. Brandon Hartranft (SUZ), 139
11. Ken Roczen (HON), 133(1勝)
12. Justin Brayton (HON), 132
13. Shane McElrath (KTM), 101
14. Justin Bogle (SUZ), 100
15. Aaron Plessinger (KTM), 97
16. Kyle Chisholm (YAM), 84
17. Vince Friese (HON), 81
18. Justin Starling (GAS), 73
19. Alex Martin (YAM), 73
20. Ryan Breece (YAM), 70
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