ヤバすぎるスキル|イーライ・トマック「ブロックパス教科書」首位浮上の瞬間@ 2019 ナッシュビルSX

sr141230banner

 

2019 AMAスーパークロス 第14戦 ナッシュビル、最高峰450SXメインレース序盤から表彰台圏内走行ライダー達の転倒等、波乱の一戦でしたが、マシントラブルにより敗者復活LCQからメインレース進出果たしたイーライ・トマック(カワサキ)のオープニングラップ11番手からの追い上げ勝利も話題に。

 

そのトマックがポイントリーダーで首位走行クーパー・ウェブ(KTM)に仕掛けたトップ浮上一部始終の瞬間を映像&連続写真でシェア。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

「キレ感!!」

 

リズムセクション後の180度コーナー、トマックが得意としてパッシングポイント。コーナー手前の小さいダブルジャンプをスクラブ的にサスペンション伸び側の動き&滞空時間を最小限にし、スピードに乗せたままウェブのイン側に「ズバッと」飛び込み首位浮上。さすがのウェブも防戦すら出来ずの瞬間。

 

コーナー出口にかけてのワダチを横切り、しっかりとウェブのラインを封じるブロックパスの教科書的な動きも見逃せません。これぞ、好調時のトマックといった素晴らしいパッシング。以下は、パッシング時連続写真です。

 

 

映像と連続写真併せて確認すると、トマックの仕掛けにウェブは気付けていなかった可能性もありそう。それだけトマックの仕掛けが鋭かったということでしょう。1枚目から両者のコーナー進入角度の大きな違いがそれを表しているかのようです。

 

このラウンド、ノレていなかったとコメントしたウェブ。珍しくミスも多く目につきましたし、ポイントリーダーとしてのシリーズ終盤の戦い方として、スピードに勝るトマックと無理に競り合わないことも一瞬で選択していたのかもしれません。

 

トマックはナッシュビルSXでの勝利でポイントリーダーのウェブに対して「21点差」に接近。残り3戦での逆転タイトルの可能性は数字上では厳しい印象ですが、仮に? ウェブにトラブル等があった場合… に、このパッシングで得た「3点」の差が重要なものとなるかもしれません。ドラマチックな展開続く 2019 AMAスーパークロス、引き続き大注目なのです!

 

450SXハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 第14戦 ナッシュビル
AMAスーパークロス事件簿|マービン・ムスキャン「タイトル絶望?」クラッシュ@ 2019 ナッシュビルSX
Octopi Media


You may also like...