クラシックモトビデオ|ハカン・カルクビスト 1988年ベルギーGP伝説の「ビアー・ストップ」
【2017年7月12日の記事を再編集】
FIMモトクロス世界選手権 1979年 250ccクラス(ハスクバーナ)、1983年 500ccクラス(ヤマハ)のチャンピオンに輝いたスウェーデン人レジェンドライダー、ハカン・カルクビストが滞在中のフランスで脳卒中により63歳で死去のニュース(2017年7月12日)がありました。
カルクビストの死後、多くの海外メディアやハスクバーナは功績を称える追悼記事やコンテンツを公開していました。
カルクビストといえば… 1988年 ベルギーGP 500ccクラスが開催された伝説級GP開催コース「ナムール」での下記ビデオ「ビアー・ストップ」は永遠に語り継がれる名シーンでしょう。
レース1の勝利に、レース2でもトップ快走、後続に大量リードで迎えたラストラップのコース脇のカフェで観戦中の兄の前でマシンストップ。手渡されたビールを飲み干し、再スタートからそのままトップで完全優勝のチェッカーを受けるという超ド級「伝説の名シーン」。しかもカルクビストの現役最後のシーズンでの出来事。エンジョイ!
ク〜〜っ! 男が惚れる「漢」… カッコ良いを通り越し、全てを超越した納得の伝説級名シーンは何度見てもしびれます。
【ビデオ追加】
レース中にアルコールなんて… というスポーツ倫理的観点からのご意見もあるでしょうし、今後このようなシーンが現代スポーツ界で行われる機会はおそらく二度とないでしょう。なのですが、それだけにこのカルクビストの男気と語り継がれる伝説に敬意を表しながらご冥福をお祈りします。