ヤバすぎるスキル|「完璧スタート」リッキー・カーマイケル in ジャパン
【2017年6月9日の記事を再編集】
AMAレジェンド、リッキー・カーマイケル、2017年の再来日。大きな話題を呼んだデモラン、サイン会が行われた 2017 全日本モトクロス選手権 第4戦 SUGO大会翌日の月曜日、場所を岩手県の藤沢スポーツランドへと移してスズキライダー対象のライディングスクール「リッキー・カーマイケル・ユニバーシティ(RCU)」と国内外メディア対象の2018 RM-Z 450試乗が行われました。ニューモトでは、ライディングスクールでの貴重な映像をシェア。
まず早速、カーマイケルによるデモスタートシーンから。エンジョイ!
「フォームの安定感・シフトアップのタイミング・トラクション&加速の素晴らしさ」いきなりホールショット確定レベルの超絶スタート。引退から10年、未だ衰えぬテクニックとその精度の高さを披露し、納得の「GOAT」感。美しい!!
スクールで解説されたスタートテクニックのほんの一部ですが紹介すると…
【スタート時の前傾姿勢】
- ハンドルバーに身体を近づけすぎないこと(上記画像参考)
- その姿勢からクラッチを離した瞬間に更に前傾姿勢へと移る(フロントアップを抑制)
- 最初から前傾姿勢を取りすぎるとフロントアップし過ぎた際に制御不可能となる
【足の位置】
- ステップの前に足を置く
- 加速時にステップ前方にあてた「ふくらはぎ」で身体を支えて前傾姿勢を維持
前傾姿勢に関してはレース参戦経験豊富な方であればご理解いただける内容かと思いますが、実際のスクール時にはかなり具体的なポジションにまで言及しています。
足の位置はかなり興味深いものでした。ステップ前に足をおくことは基本的なものですが、クラッチミート後の加速時にすぐにステップに足を戻すことよりも加速に耐えうる前傾姿勢を維持するために「ふくらはぎ」利用することをはっきりと解説。マシンの高性能化も進み、加速時に身体が置いていかれる恐怖からアクセル開けられないこともあるので、この「ふくらはぎ」で身体を支えるテクニックは積極的に取り入れていきたいテクニックではないでしょうか?
以上をふまえて再度、上記ビデオをリピート再生することオススメします。カーマイケルの前傾姿勢のタイミング、足の位置確認をお忘れなく!
この後、参加者が実践する流れに。カーマイケルとのこの距離感。
「山羊」熱血指導! これはある意味、実際のレースよりも緊張してしまうかも?
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ekakiyatama