【ニューモト独占インタビュー】Team HRCアドバイザー就任、勝谷武史

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先日シェアした、2016年のモータースポーツ参戦体制についての記事。全日本モトクロス選手権参戦 Team HRCの2016年レース体制は、IA1クラスに成田亮選手、IA2クラスに能塚選手のIA各クラスに一名のみのミニマムな参戦体制に。

 

当日、他にもメディア向けに公表されたのが、2015年オーストラリア選手権MX2 ランキング3位の勝谷武史選手のHRCアドバイザー就任。

 

現役引退? アドバイザー? 色々と気になるHRC人事。早速、勝谷武史選手にニューモトへ、エクスクルーシブということでインタビュー敢行!

 

 

2016年はHRCアドバイザーとのことですが、どのような業務内容になるのですか?

昨年、ベン・タウンリーが務めていたポジションを自分が担当する形になります。基本的には事前テストから全日本選手権にも全て同行して、HRCライダーの成田、能塚両選手への実戦的なアドバイス、ファクトリーマシンのテスト等を行います。

 

ベン・タウンリーの後任ということですが、アドバイザーとしての目標や方針を教えて下さい。

世界チャンピオンのタウンリーと自分では格が違うけど… 日本語でアドバイス出来るから(笑) 自分は全日本でのレース経験も豊富だし、コースもよく知っている。2015年のオーストラリア選手権で学んだこともとても大きいので、成田選手と能塚選手がチャンピオン獲得するために自分の経験と知識を活かせると思う。目標はもちろんHRCのIA1, IA2両クラス制覇です

 

成田選手と能塚選手とではアドバイザーとしての関わり方は変わってくるのですか?

成田選手は何度もタイトルを獲得しているライダーで過去、トレーナーも務めたことある間柄なので、実戦的でより具体的な指示が多くなっていくのかな? 能塚選手に関しては、ポテンシャル高い選手であることは認めているので、一体どれくらい「伸びしろ」があるのかをまずは見極めてからかな(笑) まだ若く、これからのライダーなので、ファクトリーライダーとしてチャンピオンを獲るためのベース作りを様々な面でアドバイスしていくことになっていくのかな?と考えている。というように、ライダーや状況によって関わり方は変わっていくものだと思う

 

気になる質問… HRCアドバイザー就任ということで、ズバリ、現役引退ですか?

まさか! バリバリ現役ですよ(笑) 事前テストではライディングするし、トレーニングも継続しています

 

代替ライダーとしてのレース参戦の可能性も明らかになりましたが、説明してもらえますか?

成田、能塚選手が負傷等でレース参戦出来ない状況になった場合、自分が全日本参戦するという内容です。AMAだとJGRヤマハが採用しているシステムに近いですかね。バーシアやパイクが欠場すると、テスト業務も務めながらスタンバイしているニコレッティが参戦するというケース。彼らのマシンにはテストを通じて乗って行くだろうし、IA1 でも IA2 でも「出ろ」と言われればいつでもレース出来る準備は出来ています。もちろん、ただレースするだけでなく、勝負にこだわったレースしますよ(昨年、MFJライセンスを所得していない為、IA1、IA2両クラスに参戦資格あり)

 

となると確かに引退ではないですね。2017年以降のレースプランはありますか?

今年はHRCアドバイザーとして、契約内容の業務を最優先で考えているので未定です。ですが、まだまだ自分はレーサーのつもり。トレーニング用の新しい自転車も購入したし(笑)楽しみにしていて下さい!

 

 

以上、いかがでしたでしょうか? 勝谷武史インタビュー。全日本選手権V4チャンピオン、オーストラリア選手権MX2 3位、そして記憶にも新しい2015年全日本MX最終戦でのAMA、MXGP王者相手の快走劇。

 

2015年の活躍を受け、オーストラリア選手権参戦継続の具体的なオファーもあったようですが、勝谷武史選手が選んだのは、Team HRCのアドバイザー業務。海外での活躍を望むファンの声も多くありましたが、常に日本のモトクロス界や後進育成を考えている勝谷選手らしい決断と考えることも出来ます。

 

過去、デーモン・ブラッドショーをはじめ「引退したとは言ってない…」的なことを発言し、サラッと現役復帰を果たしたライダーも多くいます(笑)。

 

今後も勝谷武史選手の動向をニューモトでは追い続けていくつもりです!

 

 


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